【9/28リリース】ミニセット:虐典裁判 カード評価
お久しぶりです。しまちゃんです。ナスリア城殺人事件のミニセットの情報が本日公開されました。
カードレビューをやっていきたいと思いますが、公開からリリースまでが本当に近いので、今回は記事を複数日に分けずに随時更新形式でやっていきたいと思います。(すべてのカードが公開された時点で強い / 使われないの評価をしていきます)
では、見ていきましょう。
評価基準
強い / 弱い :
カードパワーの評価です。特定のアーキタイプ(今回では遺物や《即発の骸骨》など)の専用カードの場合は、そのデッキ内で重要かどうかを強さに加味します。普通より強ければ強い、普通以下なら弱いです。
使われる / 使われない :
次のバランス調整までの間、vicius syndicateの環境デッキTier3までに採用されているカードを使われると評価します。そうでなければ使われないです。
↓Vicius Syndicateのリンクはこちら。
デーモンハンター・ドルイド・ハンター
強い / 使われる
コントロール相手に高確率で1ターンパスさせることができる雄叫びです。強いです。常在能力持ちのシステムミニオンか?と思うぐらい体力偏重のスタッツに、スタッフの調整の跡が見られますね。
弱い / 使われる
アグロデーモンハンターには採用されるカードですね。アグロミラーでは相手に塩を送ってしまうこともありますが、デーモンハンターは手札を消費することが得意ですので、こちらが有利に使えることが多そうです。
アグロデーモンハンターは現在でもTier3に入っているため使われると評価します。
弱い / 使われない
ビッグデーモンハンターで使いたいカードです。とはいえ重い悪魔では吸魂を満たしづらくなってしまいますね。《深淵のザイラグ》は触手も悪魔であるため、吸魂を満たしやすいですが、触手が復活してしまうことがあり「うーん」と言った感じです。
強い / 使われる
軽い沈黙カードという時点で採用されると思います。大量召喚+急襲で盤面を取っていくドルイドは無敵モードをあまり強く使えなさそうな気はしますが、あって損はないです。
弱い / 使われない
序盤に使われるとプランが崩れる(最大マナ通り1ターン1枚手札を切っていると溢れてしまう)ので嫌なカードですね。とはいえドローの恩恵は相手から受けてしまうため、使う側も決して楽ではない一枚ではあります。
手札をしっかり使える軽いデッキで採用したいですが、このカードの使用自体はテンポの放棄に繋がるため、トークンドルイドとは相性が悪い気がします。《エルーンの巫女》で《ナーガの巨人》や《フロストセイバーの長》を増やすような少しコンボ寄りのデッキだと強いかもしれません。
現状で採用したいデッキが思いつかないのでこの評価ですね。
弱い / 使われない
3ターンの休眠はそこまで信頼できる除去ではないので使われないと思います。自分のブランを休眠させて、デナスリアスなどのコンボに必要なコストを擬似的に下げることは可能なので、《偽草の証拠》で発見したときに考えてみると面白そうではあります。
強い / 使われる
かなり良いカードですね。スタンダードに《氷の罠》があるおかげで、そちらのケアをすると《申立て棄却》が発動しやすくなってしまいます。
現在のハンターはフェイスを即座に詰めるデッキが主流ではないですが、環境にないわけではないのでこのカードが採用されることもありそうです。
クエストハンターのカウントが進む秘策でもありますね。
弱い / 使われない
野生精種や《ヤマグマ》の断末魔と相性が良いですね。急襲は絶対につけたいのですが、今の獣ハンターのリストだと獣3体という吸魂の条件が、難しくはないのですが不安定といった印象です。
弱くはないカードですが(普通の強さなので評価は弱いとなります)、《海底に眠るセイバー》とはあまり相性が良くないため使われない評価です。
強い / 使われる
今の獣ハンターにそのまま採用しても良さそうな効果。狙うのは《ヤマグマ》と《海底に眠るセイバー》でしょう。
《ネズミの王》を選択した場合はナサノスが休眠状態の《ネズミの王》変化すると思われます。
近い効果で試したときの挙動 pic.twitter.com/L7jZ3rXflV
— しまちゃん (@shimachanchanHS) 2022年9月25日
メイジ・パラディン・プリースト
弱い / 使われない
《呪文相殺》のミニオン版です。《呪文相殺》同様ケアがそんなに難しくなく、重いのでデッキに入れるのは難しいと思います。
しかしカードプールに追加されたことでランダムで秘策が貼られたときの拘束力が増し、「秘策全体の強さ」が上がったかなと思います。
強い / 使われない
かなり珍しいメイジの確定除去です。今のメイジは大型には凍結で遅延して《集団動物変身》や《大魔術師のルーン》で除去しているので、特別これがなくてもそこまで気にならないかもしれません。
強い / 使われない
秘策一枚で3コストになるのが良いですね。2ターン目に《匿名の情報提供者》で秘策コストを0にすると、3ターン目に秘策とこれを同時に使用できます。
このカードは強いですが、秘策メイジは環境デッキ入りしないと思います。これ以外の序盤のミニオンがそこまで強くないこと、《レナサル太子》が相変わらず強いことが主な理由です。
強い / 使われない
ピュアパラディン専用カードとして文句ない強さを誇っています。しかし、ピュアパラディン自身が決定力不足に感じ、今は使われないと予想します。
強い / 使われる
《ライトフォージのキャリエル》へのアクセスが安定しますね。パラディンはドローが弱いのでトップを絞り込めるカードは強いと思います。
10コストカードをデナスリアスか《獄吏王》のみにすれば、これを使ってピュアデッキ化するなんて芸当も可能です。(《御苑の御恩》は抜くことになりますが…)
弱い / 使われない
場に出ている新兵だけへのバフなので弱いでしょう。序盤にあまり展開できないですし。
弱い / 使われない
1マナと軽いですが、相手のコピーしたカードを使うのは手間が結構がかかる印象です。プリーストは他に軽い確定除去があるんですよね。
強い / 使われる
これは相当強いですね。《光熱のエレメンタル》にこれが乗るだけで大変なことになると思います。
弱い / 使われない
スタッツ、断末魔の能力ともに前時代的に思えてしまいます。4ターン目に攻撃力2の挑発を置く動きってだいぶ頼りないですよね。
ローグ・シャーマン・ウォーロック
弱い / 使われない
大物の処理が苦手というローグの弱点を補ってくれる呪文です。今のローグは低コストカードを一気に使うので《段取り》で0マナにできる点がとても良いと思います。
とはいえ環境次第で使われるメタカードだろう。ということで強さは普通で、使われないという評価です。
強い / 使われない
秘策は毎回張り替えて相手にケアを強要する動きが強いと思うので、このような効果はかなり良いです。返しのターンまでに秘策が発動して出せなくなっていた《不気味な墓穴堀り》もテンポで出せるようになりますね。
ただ
弱い / 使われない
急襲ついているのは偉いですが、コスト6はかなり重く感じます。エドウィンから引いてきたときに困ってしまいそうですよね。
弱い / 使われない
トーテム限定で吸魂をカウントをする珍しい一枚。《錨のトーテム》とセットで出すとなかなか強い動きになります。これ一枚で《ギガントーテム》のコストが4下がるのも凄いですね。
問題はトーテム3体の吸魂は思っているより時間がかかることですかね。
弱い / 使われない
オーバーロードなので相手が引いた次のターンに妨害をかけるという独特な妨害カード。ブランや《スバラシインコ》があるため、ものすごい数の濡れ衣を相手に着せることができます。
都合良く相手の邪魔ができるかが運次第で、シナジーもなく、スタッツも高くないため採用するには至らないかなと思います。
強い / 使われる
これは強いですね。相手の場にミニオンが三体以上いれば厄介なミニオンが場に残ることになります。残しても厄介ですが《泥溜め》をはじめとした進化ギミックともなかなか相性が良いですね。
弱い / 使われない
基本的にインプはスタッツが低いので、コピーするなら《悪徳の図書室》でバフしたインプを選ぶのが良さそう。インプはアグロチックなデッキなので、コンボ前提であるこのカードの採用は難しいでしょう。(奈落の呪いと混合したデッキもありますが、そちらでは枠がなさそうに思えます)
強い / 使われない
ヒーローパワーを使えば4コストで破壊できるので、確定除去としては軽い方ではないかなと思います。ただウォーロックは十分に除去カードがあるので、その枠を削ってこれを入れるかと言われると微妙です。影呪文ではないので《タムシン・ローム》の恩恵を受けられれないんですよね。
(9/25 追記)「ウォーロックに除去カードが十分ある」というのは間違っていました。「現状のウォーロックデッキには入れる枠がなさそう」に訂正させていただきます。
弱い / 使われない
OTKウォーロックは《機雷》に置き換わっていましたが《どデカいフクロウ》を復活させると2:1交換もしくはフェイスダメージが望めてなかなか良さそうです。あと《血吼のコラック》を復活させられますね。
使えるデッキが主流でないため、この評価です。次の拡張以降で強くなるかも。
ウォリアー・中立
弱い / 使われる
除去カードを構えないと、とんでもない大物が飛んでくる可能性もあるので過信は禁物ですが、相手のコンボを瓦解させられる重要な呪文です。
強い / 使われる
《先導者の斧》をサーチして、きれいに繋がるのが良いですね。激怒ウォリアーの重要パーツである《満力の斧》も探してこれますし、装備しているときのバフも嬉しいです。強いカードです。
弱い / 使われない
条件を達成しないと相当弱いので、使われないと思います。
弱い / 使われない
今の環境はあまり秘策を貼ることがないんですよね。メタカードなので今後の環境次第というところでしょうか。
弱い / 使われない
システムミニオンのわりには効果がささやかすぎる印象を受けますね。このカードと大量の急襲ミニオンを同時に召喚できるデナスリアスドルイドと相性が良さそう。
弱い / 使われない
シオターほどではないですが、コントロールデッキがコンボデッキに干渉できるカードですね。重いためどんなデッキにも採用できるわけではないですが、上振れるとこれだけで勝つ可能性がある効果ではあります。メタカードの中では採用しやすいほうではないかなと思います。
強い / 使われる
7体の条件は正直重いですが、吸魂してなくてもまあまあ強いのが嬉しいですね。確定除去に乏しいドルイドを始め、重いデッキに採用されるでしょう。
強い / 使われる
今回のミニセットの目玉カードだといえましょう。過去に類を見ないど派手な効果です。
味方のミニオンが無敵になると挑発が消えてしまうので、相手の盤面にいるミニオンはすべて自分のフェイスに向かってくる点には注意が必要です。
デッキが消滅するのはかなりきついデメリットではありますが、《レノ・ジャクソン》の条件は必ず満たすことになるので、見た目よりはライフを高く保てそうです。
バフと相性が良く直接ダメージに乏しいパラディンやプリーストと相性がよく思えます。特に《ライトフォージのキャリエル》で実質的なライフが増えるパラディンで強く使えそう。
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今回の新カードはなんといっても《獄吏王》が魅力的ですね。コントロールデッキを真正面から粉砕する盤面デッキが出てきたら気持ちいいと思います。
明後日のリリースが楽しみですね。ではまた!