【事前・事前評価】アルタラック 11/17 その2 ヒーローカード編
こんばんは、しまちゃんです。
11/17には傭兵たちのヒーローカードが二枚公開されました。見ていきましょう。
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【事前・事前評価】アルタラック 11/17 - しまちゃんのブログ
素直にランプドルイドとして運用されるパターンと、星界配列ドルイドに組み込まれるパターンがあります。類を見ない効果なので色々考えてみましょう。
ランプドルイドとして
「マナの上限が20になる」というのがこのカードの最大の特徴ですが、結局これはどれぐらいまで活かせるものなのでしょうか?
当たり前の話ではあるのですが、ハースストーンのカードのほとんどが10マナ以下のコストです。既存のデッキでも10マナあれば相手をコンシードさせるような盤面を形成したり、手札だけで即死に持ち込めるようなアクションは十分可能でした。
それなのにそれ以上のマナをわざわざ溜め込む必要がどこにあるのでしょう?仮説を立てて考察してみます。
1.《適者生存》の隙を埋めるため
ピエロドルイドを始めとしたランプ系のドルイドの弱点は《適者生存》を打った直後にありました。変妖を達成するため必ず10マナで《適者生存》撃たなければいけないため残ったマナは0。このターンこちらにできるのは変妖した《怪力男》を召喚するのがやっとであり、相手の盤面に触れられず、返しのターンでリーサルというシチュエーションが多かったのです。
しかし11マナあれば《怪力男》の横に5/5の《空飛ぶほうき》を添えて、ある程度盤面干渉ができますし、16マナあれば《湖のスレッシャー》も参加させることができます。レアなケースですが18マナでは《守護獣》とセットで《適者生存》です。
2.《背徳の魔手ヤシャラージュ》や《粉砕されしクトゥーン》を使い回すため
ランプドルイドの奥の手だった旧神ミニオンはコストが大変重いため、(また当時の環境ではこれで十分だったため)一回召喚されてそれで使い切りでした。
10個を越えるマナクリスタルがあると《若き酒造大師》で手札に戻して次のターンも強力な雄叫びを使用できるようになります。デッキバリューが飛躍的に向上することでしょう。
3.コンボに必要な《練気》と《電光刹花》を減らすため
ドルイドはキーカードを引くため、しぶしぶドローから初めて「《練気》も一緒に引ければ…」というプレイングをすることがあります。マナが11以上あれば事実上《練気》が引けた状態でプレーができるため、手札に残す理由が少なくなり序盤に強気なプレーを行えたり、そもそもデッキに入れる枚数を減らせるようになります。
以上が私が考えた「ドルイドが11マナ以上貯めたい理由」です。ランプドルイドが現在の環境に存在しないため、苦しい仮説になっているのではありますが、実際にデッキを組むときはこのあたりを意識することになるのかなと思ってます。
こちらでは「マナが20まで貯まる」という特性は無視し、「1マナブースト、1ドロー」の雄叫び効果やヒーローパワーに着目してこのカードが使われるかどうかを考えてみます。
星界配列は7コストなので、5マナある状態で《野生の心のガフ》に変身すると次のターンに撃つことができます。配列後に変身する場合も補充されたマナクリスタルを獲得した上にワンドローできるため足を引っ張ることはないと思われます。
星界配列ドルイドは星界配列を使った後もドロー次第では事故に見舞われることがありますが、ヒーローパワーを使ってドローもできるのが良いですね。
総じて強いヒーローカードかなぁと思います。マナクリスタルが空じゃないところや、1ドローがついてるところが偉いですね。
事実上のライフ二倍+装甲10。とてもコントロール寄りなヒーローカードです。今の環境で残っているOTKデッキは相性の良いデーモンハンターだけなので、問題なく使えるかなと思います。
ハンドバフヒロパを切らさないために、どれだけ有用なミニオンを温存できるかが鍵ですかね。ハンドバフのあて先になり、次のターンのミニオンも供給してくれる《ディープラン・エンジニア》や《空を翔けるトビウオ》といったカードを採用するのも面白いかもしれません。
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歴代のヒーローカードのほとんどがこれを中心にデッキを組めるほどのカードパワーを持っていました。今回も例にもれず強力で、それ故に文章も長くなってしまいました。他の8クラスのヒーローカードはどんなものが来るでしょうか。とても楽しみですね。ではまた次回!
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